400年以上の歴史を誇る「花巻まつり」が11~13日、花巻市内で開かれる。実行委は12日、数多くの祭りみこしが同時に並ぶギネス世界記録に挑戦する。狙うのはみこし114台を1カ所に集結させる記録で、実行委の申請により新しく項目が設定された。関係者は「伝統の祭りの魅力を再発信したい」と意気込む。
記録認定の会場は同市上町のおまつり広場。町内会や地元企業が所有するみこしが出陣する予定で、開始は午後4時40分。
まつりは1613年の花巻城の築城と城下町整備を祝って始まったと伝わる。実行委記録挑戦部の難波正人部長(53)は「少子高齢化でみこしの担ぎ手が減り、将来的な祭りの存続に危機感がある。記録達成で次世代が誇りを持って継承できるような祭りになってほしい」と語る。
まつり期間中は、戦国絵巻をテーマにした高さ約5メートルの「風流山車」12台が市街地を練り歩く。11日夜はかがり火の中で郷土芸能「鹿(しし)踊り」を披露する。13日は京都祇園ばやしの流れをくむ「花巻ばやし踊り」のパレードがある。連絡先は市観光課0198(24)2111。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201509/20150909_35003.html
参照元記事 / 河北新報