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火の粉散らし てんぐ舞う 野沢温泉で「灯籠祭り」 / 長野

長野県下高井郡野沢温泉村の温泉街で8日夜、江戸時代中期から後期に始まったとされる湯沢神社例祭の「灯籠祭り」があった。てんぐの面を着けた猿田彦命(さるたひこのみこと)がたいまつを振り回したり、刀でしめ縄を切ったりする舞を披露。集まった住民や観光客が歓声を上げた。

午後8時前、約200人による灯籠行列が地縁団体法人「野沢組」惣代事務所を出発。温泉街の中心を通って約500メートル離れた湯沢神社までゆっくりと練り歩いた。道中の要所要所にはしめ縄が張られ、刀とたいまつを手にした猿田彦命が勇壮に舞った。猿田彦命がたいまつを振り回すと周囲に火の粉が飛び散り、思わず身をかがめる見物人も。岐阜県多治見市から夫婦で訪れた加藤久美雄さん(78)は「こういう祭りを後世に残していきたいですね」と満足そうに話していた。

行列ではほかに、村民がおんべややりのような形をした灯籠を持って歩いたり、烏帽子(えぼし)をかぶった子どもが踊ったりして、温泉街は深夜までにぎやかな声が響いた。

http://www.shinmai.co.jp/news/20150909/KT150908SJI090013000.php
参照元記事 / 信毎web

たいまつと刀を手に勇壮に舞う猿田彦命=8日午後8時16分、野沢温泉村 / 信毎web

たいまつと刀を手に勇壮に舞う猿田彦命=8日午後8時16分、野沢温泉村 / 信毎web

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