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50年ぶりの薪能 幽玄の舞 / 新潟

弥彦神社が火災後に再建されて100年目の節目を祝う「御遷座百年」に合わせ、弥彦薪能が22日、弥彦神社舞殿で行われた。弥彦神社での薪能は約50年ぶり。観客約500人が、菊を題材にした秋らしい演目などに酔いしれた。

実行委員会が主催し、観世流と喜多流の二派が出演した。観世流の演目は、菊が咲き乱れる中国の山奥で慈童(じどう)と言う名の仙人が楽しげに舞う「菊慈童」。菊を飾った舞台で、華やかな装束の能楽師が軽快な舞を披露した。

喜多流は、はかま姿の若手能楽師ら4人が、松のめでたさを祝う「高砂(たかさご)」など4曲を順に演じた。

舞殿の周囲では薪が燃え盛り、立ち見も出る盛況ぶりだった。燕市の公務員(59)は「能に詳しくなくても心が震えるようで、日本文化の奥深さを感じる。月もきれいでまさに幽玄ですね」と話した。

http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20150923206984.html
参照元記事 / 新潟日報モア

約50年ぶりに弥彦神社で行われた薪能=22日、弥彦村 / 新潟日報モア

約50年ぶりに弥彦神社で行われた薪能=22日、弥彦村 / 新潟日報モア

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