Exhibition

江戸川の伝統工芸 陶芸、染織など見て

江戸川伝統工芸展が、江戸川区のタワーホール船堀(船堀四)一階展示ホールで十六日まで開かれている。区伝統工芸会(林信弘会長)の主催。区内に住む陶芸や染織、ガラス工芸などの職人二十三人の三十八点が並ぶ。一九八四年から毎年開かれ三十一回目。

教育委員会賞を受賞した、水引(みずひき)工芸職人山冨京心(やまとみけいしん)さん(73)=下篠崎町=は、この道三十年。今年の干支(えと)にちなんだ「黒神馬(しんめ)」は、ワイヤに布素材のテープを巻き付けて作った馬型に、金や黒、朱色の水引を編んだものを貼り付けた。奈良時代ごろから雨乞いで神に奉納された黒い若駒を表現した。

「時代が移ると、土で作った馬や、板に描いた馬を奉納するようになった。それが絵馬の起源」と山冨さん。「見る人に日本古来の文化を知ってもらうのも使命」と話す。

区長賞に江戸切子職人大場和十志(かずとし)さんの水指「万華鏡」、技能賞には江戸風鈴職人大槻賢一さんの「蜻蛉(とんぼ)」がそれぞれ選ばれた。

普段使いできる伝統工芸品の展示即売もしている。問い合わせは、タワーホール船堀=電03(5676)2211=へ。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20140913/CK2014091302000140.html
参照元記事 / 東京新聞

黒神馬を表現した作品で教育委員会賞を受賞した山冨京心さん=江戸川区のタワーホール船堀で / 東京新聞

黒神馬を表現した作品で教育委員会賞を受賞した山冨京心さん=江戸川区のタワーホール船堀で / 東京新聞

Powered by: Wordpress