Matsuri

優美に三番叟を奉納 力強い舞で観客魅了 / 兵庫

兵庫県香美町指定の無形民俗文化財「三番叟(さんばそう)」を奉納する秋の例祭本宮が2日、香住区訓谷の沖野神社で執り行われた。子どもたちが天下太平や五穀豊穣(ほうじょう)の祈りを込めて、力強い舞を繰り広げて観客を魅了した。

室町時代から伝わる「三番叟」は、町内7カ所で受け継がれている伝統芸能。訓谷地区を皮切りに、25日まで各地区で奉納される。

同地区では、同神社境内にある芝居堂で奉納される。悪霊を踏み鎮めて祈願する名残から「踏子(ふみこ)」と呼ばれる踊り手を、町立佐津小の高学年の男子児童が務めている。

ことしはいずれも6年生で、熊田悠人君が「千歳(せんざい)」、片岡祥悟君が「翁(おきな)」、嶋田八雲君が「黒木尉(くろきじょう)」を演じた。3人は約1カ月にわたり、三番叟の継承に取り組む訓谷若手会の指導で練習を積み重ねてきた。

本番では化粧を施し伝統衣装を身にまとい、拍子木と謡、鼓や笛の音に合わせて優美な舞を披露すると、客席からは盛んな拍手が湧き起こった。

合わせて地元の園児と児童ら約30人が、子どもみこしを担いで地区内を練り歩き、祭りに彩りを添えた。

http://www.nnn.co.jp/news/141003/20141003006.html
参照元記事 / 日本海新聞

邪気を鎮め、地域の発展を祈る舞を披露する翁=2日、香美町香住区訓谷の沖野神社 / 日本海新聞

邪気を鎮め、地域の発展を祈る舞を披露する翁=2日、香美町香住区訓谷の沖野神社 / 日本海新聞

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