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幕府に直訴、先人の威徳称える 三木で「冬の義民祭」 / 兵庫

江戸時代に命を懸けて幕府に直訴し、免税特権を守った先人2人をしのぶ「冬の義民祭」が8日、兵庫県三木市府内町の本長寺で営まれた。読経や法要、三木小児童による「義民のうた」の披露などがあり、地域住民らが感謝の気持ちを新たにした。

三木合戦の後、豊臣秀吉がまちの復興のために三木を免税地としたが、江戸幕府の検地令で取り消されそうになった。1677年、岡村源兵衛と大西与三右衛門の2人が直訴し、特権が守られたと伝わる。三木義民顕彰会が毎年、夏と冬に義民祭を開く。

本堂で読経があり、境内の墓前で法要が営まれた。三木小5年の代表30人は、2人の功績をつづった歌を伸びやかに歌った。顕彰会実行委員長の原田巧さん(64)=三木市本町=は「2人のことを後世に語り継ぐことは意義深く、今を生きる私たちの務めだと思う」と述べた。

http://www.kobe-np.co.jp/news/miki/201412/0007567530.shtml
参照元記事 / 神戸新聞NEXT

参加者を前に「義民のうた」を歌う三木小の児童=三木市府内町 / 神戸新聞NEXT

参加者を前に「義民のうた」を歌う三木小の児童=三木市府内町 / 神戸新聞NEXT

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