京友禅や京鹿(か)の子絞などの新作着物を披露する「京都染色美術展」が京都市左京区の市美術館で開かれている。職人が織りなす伝統美が、訪れた人たちを魅了している。
京都染色美術協会が主催し、63回目になる。会員15社の作品など約130点を並べた。
鮮やかな青色に淡い桜が映える意匠や、京刺繍(ししゅう)や金箔(きんぱく)が彩る作品など、職人の手仕事による振り袖が会場を華やかな雰囲気に包む。書家の作品に発想を得た帯は、新たな表現への挑戦を感じさせる。
協会の吉川博也会長(46)は「職人が最高の技術と魂を込めたものづくりを楽しんで見てもらいたい」と話す。23日まで。無料。
http://www.kyoto-np.co.jp/local/article/20140322000037
参照元記事 / 京都新聞