子どもの無病息災を願う伝統行事「流しびな」を継承しようと、「江戸流しびな振興会」(事務局・台東区)は三月一日午前十一時半から、花川戸一の吾妻橋親水テラス周辺で催しを行う。紙製のひな人形に願い事を書いて隅田川に流す行事の参加者を募集している。
流しびなは、子どもの災厄を紙や草木で作った人形(ひとがた)に託し、川や海に流すことではらい清める行事で、平安時代中期に始まったとされる。
台東区や近くの墨田、葛飾両区に、ひな人形の制作・販売業者が多く集まっており、関係者らでつくる振興会が業界のPRも兼ね、三十年前から流しびなを行っている。昨年は三千人の人出でにぎわった。
事前に申し込んだ千五百人が無料で参加できる。郵便はがきに住所、氏名、年齢、職業、電話番号、参加人数(四人まで)を明記し、〒111 0052 台東区柳橋2の1の9、東商センター4階、江戸流しびな振興会「流しびな参加希望」係あてに申し込む。二月十日消印有効。応募者多数の場合は抽選。問い合わせは、実行委員会事務局の久保木良介さん=電090(6152)8888=へ。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20150126/CK2015012602000138.html
参照元記事 / 東京新聞