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古地図で頭の体操 江戸カードパズル / 祥山堂

文京区の印刷会社、祥山堂(しょうざんどう)が二〇一三年十月に発売したジグソーパズル「江戸カードパズル」には、こんなキャッチコピーがついている。あなたは、どれくらいで江戸の町を築けますか?-。

ピース(縦五・三センチ、横三・三センチ)の数は二百三十個。すべて組み立てると縦五三センチ、横七五・九センチの大きさになり、天保年間(一八三〇~四四)の江戸の古地図が出来上がる。

裏面には「東海道五十三次の日本橋」「名所江戸百景の駿河町」の浮世絵を印刷し、パズルを両面で楽しめるよう工夫した。

「私なら完成までに三十~四十分。コツがあるんですよ」と店主の本田太郎さん(63)。そのコツとは、真ん中にある江戸城から固めるか、それとも外側から組み立てていくか。ただ、古地図の文字は屋敷玄関の方向に合わせて書かれているため向きがバラバラで、どちらをピースの上にしたらいいかが難しいという。

この古地図はもともと、先代が顧客の依頼で原画を複製したものだった。本田さんは、これを使って遊び心のある商品を作ったらどうかと思い立ち、古地図のクリアファイルやブックカバーを製作。すると、歴史散策を楽しむ人たちを中心に評判になり、パズルやうちわなどのラインアップを増やしてきた。

一番の売れ筋の古地図そのものを中心に、今後も江戸古地図シリーズの充実を検討しているという。本田さんは「日本の印刷技術の高さもアピールできる。江戸の町に思いをはせ、興味を持ってもらうきっかけになれば」と語る。
◆メモ

江戸カードパズルは4000円で、ネットショップ「東京土産本舗」で販売。ほかに、江戸古地図は1枚2300円、A4判クリアファイルは5枚入り1600円、ブックカバーはA4判550円、A3判760円。すべて税込み。文京区観光協会でも商品の取り扱いがある。文京区本郷4の34の11、祥山堂=電03(3816)5411
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20150419/CK2015041902000134.html
参照元記事 / 東京新聞

和-edo / 東京土産本舗

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【和-edo】江戸カードパズル(江戸古地図・東海道五十三次の日本橋) / amazon

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