Craft

「波佐見焼を世界へ」SEIJI Collection 自分なりの青磁を楽しめる磁器

有限会社マルヒロが「波佐見焼を世界へ」をコンセプトに2013年に立ち上げたブランド「ものはら」。シリーズ第2弾となる「SEIJI Collection(青磁コレクション)」が数量限定で発売される。

波佐見焼は長崎県の波佐見町で焼かれる磁器のこと。同じ九州の著名な産地である有田の陰に隠れているが、当時から染付磁器の生産量は日本一であったといわれ、18世紀以降の江戸時代の遺跡から出土する磁器はその大部分が波佐見焼だと推察されている。

今回、「ものはら」から発売される商品は、1630~1650年の“青磁時代”の茶室にあるインテリアをテーマに、壁掛け花瓶と香炉(アロマディフューザー)の2種類。

商品の表面には、上絵の顔料で着色された石膏が施されており、色合いは江戸初期の「三股青磁(みつのまたせいじ)」を参考にしている。

これらの商品はもちろんそのままでも使えるが、買い手が加工することもできる。商品をお湯につけて表面を剥がす事ができ、剥がしていくと中から金属のような焼き物の地肌が出てくるので、好きな風合いまで剥がして楽しめるというもの。これは、一旦焼成したあとに石膏をつけ、もう一度焼成することにより表面に特有のひび割れが生まれるという仕組みによる。自分なりの“青磁時代”を楽しめる商品だ。

 

ブランド:ものはら

“波佐見焼の歴史”をテーマに、深く波佐見焼を追求したブランド。アメリカのフォントデザイン会社「ハウスインダストリーズ」とコラボレーションし製作を行っている。「ものはら」の元々の意味は、登り窯跡周辺にある失敗作や窯道具の捨て場をさす。年月とともに埋まっていき、焼物の地層が生まれる。当時の生産技術と歴史を解明するためになくてはならない産業遺産である。国やジャンルを超えたものづくりをすること、世界中の人に波佐見焼を使ってもらうことを目指している。
http://www.japandesign.ne.jp/products/2015/06/6016/
参照元記事 / JDN

「ものはら」 / JDN

「ものはら」 / JDN

壁掛け花瓶 / JDN

壁掛け花瓶 / JDN

アロマディフューザー / JDN

アロマディフューザー / JDN

 

 

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