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古都の至宝、新潟にお目見え 19日から「京都・醍醐寺展」

19日に開幕する「世界遺産 京都・醍醐寺展」の展示作業が14日、会場の県立万代島美術館(新潟市中央区)で始まった。醍醐寺(京都市)から運び込まれた仏像9体を職員らが慎重な手つきで開梱(かいこん)した。

1994年に世界文化遺産に登録された醍醐寺には、仏像や仏画、古文書など、貴重な文化財が数多く残る。展示会は醍醐寺とともに万代島美術館や新潟日報社が主催。国宝「文殊渡海図」、重要文化財の快慶作「不動明王坐像」など71点の寺宝を紹介する。

この日は醍醐寺や美術館の関係者ら十数人が作業に当たった。厳重に梱包された重要文化財の「五大明王像」を木箱から出し、ライトを当ててひびが入っていないかを確認。丁寧に持ち上げ展示台に設置していった。

醍醐寺の仏像を長年研究し、展示作業に立ち会った副島弘道・大正大教授(63)は「平安以降の日本の歴史と文化を概観できる展示会になる。ぜひ一体一体の仏像と向き合って鑑賞してほしい」と話した。

11月8日まで。休館日の10月13日を挟み、前期と後期とで一部展示を入れ替える。一般1400円、大学・高校生1200円、中学生以下無料。

http://www.niigata-nippo.co.jp/news/local/20150915205529.html
参照元記事 / 新潟日報モア

重要文化財の「五大明王像」を木箱から出し、慎重な手つきで緩衝材を外していく=14日、新潟市中央区 / 新潟日報モア

重要文化財の「五大明王像」を木箱から出し、慎重な手つきで緩衝材を外していく=14日、新潟市中央区 / 新潟日報モア

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