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浮世絵で描く妖怪の世界 野田で企画展 / 千葉

ブームになっている妖怪を描いた江戸時代から明治時代の浮世絵を紹介する企画展「妖術使いと妖怪」が、野田市の茂木本家美術館で開かれている。怪しくも、どこか人を引きつける妖怪や妖術使いの色鮮やかな作品四十五点を楽しめる。

江戸末期の浮世絵師の三代歌川豊国による「豊国揮毫(きごう)奇術競(くらべ)」は、雲に乗った大蝦蟇(がま)使いの「岩鉄法印」や、九尾のキツネが変化した「玉藻前(たまものまえ)」などが並ぶ。

明治前期に活躍した月岡芳年が描いた「新形三十六怪撰(しんけいさんじゅうろっかいせん)」は現代風に言えば妖怪・怪奇図鑑。「一まーい、二まーい…」のせりふで知られる「番町皿屋敷のお菊」や、頭が猿、胴がタヌキ、しっぽがヘビのヌエ、恨みから大ネズミに変じた高僧などの作品がある。

月岡の師匠で、武者絵で知られる歌川国芳の代表作の一つの「相馬の古内裏(ふるだいり)」は、妖術を操る滝夜叉(やしゃ)姫が呼び出した大きな骸骨の化け物が、武者を襲っている。

十月十八日まで。大人七百円、小中学生四百円。休館は月、火曜。できれば予約。同美術館=電04(7120)1489=へ。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20150923/CK2015092302000151.html
参照元記事 / 東京新聞

さまざまな妖怪や妖術使いの浮世絵が並ぶ企画展=野田市で / 東京新聞

さまざまな妖怪や妖術使いの浮世絵が並ぶ企画展=野田市で / 東京新聞

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