唐津市肥前町納所（のうさ）の住吉神社で２７日、五穀豊穣（じょう）に感謝する秋季例大祭「納所くんち」があり、恒例のガメ踊りが奉納された。
ガメ踊りは男女の顔を描いたござを上半身に巻いて、男女２人ずつの４人が求愛しあうユニークな踊り。囃子（はやし）に乗ってぶつかり合うなど、嫉妬や駆け引きを想像させる滑稽な動きもあり、見物客は笑顔で見入った。他地区では見られない独特な踊りでもあり、市外からも大勢のアマチュアカメラマンが訪れていた。ただ、豊作や好景気の際に巡行する習わしの山笠は３年連続の“休止”。祭りの担い手である若者が減っていることもあり、山笠保存会長の井上智美さんは「周辺地区の協力を得ながら、祭りを存続させることも考えていかなければならない」と話していた。
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10105/234694
参照元記事 / 佐賀新聞
男女４人が恋の駆け引きをする様を表現したガメ踊り＝唐津市肥前町納所の住吉神社 / 佐賀新聞
