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でんみら写真部「江戸の坂×東京の坂」文京編/新坂(福山坂)

でんみら写真部のほんぶちょお(河合)です。
江戸より今に残る東京の坂の紹介です。

 

江戸の坂×東京の坂 3
新坂(福山坂)(しんざか・ふくやまざか) / 文京区西片1丁目、2丁目、白山1丁目
地図(坂学会)
 

『新撰東京名所図会』に、「町内(旧駒込西片町)より西の方、小石川掃除町に下る坂あり、新坂といふ」とある。
この坂上の台地にあった旧福山藩主の阿部屋敷に通じる、新しく開かれた坂ということで、この名がつけられた。
また、福山藩にちなんで、福山坂ともいわれた。新坂と呼ばれる坂は区内に六つある。
坂の上一帯は学者町といわれ、夏目漱石をはじめ多くの文人が住んだ。
西側の崖下一帯が、旧丸山福山町で、樋口一葉の終焉の地でもある。
(文京区教育委員会設置の標識より)

 


 

良い坂道の条件のひとつは湾曲だと思います。この坂は割と急な斜度を保ちつつ長く、逆Sの字に2度曲がります。
高い建物で先が見えない坂はそれだけでワクワクしますが、きっと漱石も一葉も通ったであろうこの坂、
彼らは、そしてさらに昔、江戸の時代の人たちは、当時どう感じていたのでしょう?

 

// ぶ

新坂(福山坂)(c)denmira.jp

新坂(福山坂)(c)denmira.jp

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