でんみら写真部のほんぶちょお(河合)です。
江戸より今に残る東京の坂の紹介です。
江戸の坂×東京の坂 4
御殿坂(ごてんざか) / 文京区白山2丁目、3丁目
地図(坂学会)
御殿坂 ごてんざか (大坂,富士見坂)
「御殿坂は戸崎町より白山の方へのぼる坂なり。この上に白山御殿ありし故にこの名遺れり. むかしは大坂といひしや」(『改撰江戸志』)
「享保の頃,此坂の向ふに富士峰能く見へし故に,富士見坂ともいへり」(『江戸志』)
白山御殿は,5代将軍徳川綱吉が将軍就任以前,館林候時代の屋敷で,もと白山神社の跡であったので,白山御殿といわれ,また地名をとり小石川御殿ともいわれた。
綱吉の将軍職就任後,御殿跡は幕府の薬園となった。享保7年(1722)園内に“赤ひげ”で有名な小石川養生所が設けられた。また同20年には,青木昆陽が甘薯の試作をした。
明治になってからは東京大学の付属植物園となった。
植物園の松の花さへ咲くものを
離れてひとり棲むよみやこに 若山牧水(1855~1928)
(文京区教育委員会設置の標識より)
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白山御殿跡、現在の東大付属小石川植物園の東側に接する坂です。
植物園の南北奥行きなので約200mの長さがあり一気に上るとさすがに疲れます。
塀の向こうは文字通り植物園の樹木が茂っているので、
どの季節も自然を感じられる好きな坂です。
坂途中にあるお家の塀がとても印象的で毎回撮ってしまいます。(写真)
// ぶ