県の無形民俗文化財に指定されている伝統の「上総十二社祭り」(上総裸まつり)が13日、一宮町の玉前神社周辺や釣ケ崎海岸などで開かれた。約3千人の男衆らに担がれたみこし9基が勢いよく海岸線を駆け抜け、周囲は熱気に包まれた。
十二社祭りは、同神社の祭神である玉依姫とその一族である神々が、年に1度集まることに由来するとされ、平安時代の大同2(807)年に始まったと伝えられている。
この日は、同町などにある神社から出発したみこしが、男衆らの威勢のいいかけ声とともに海岸線を疾走。釣ケ崎海岸近くの祭典場に集まった後、9基のみこしを同時に持ち上げる「一斉さし上げ」が行われると、集まった見物客らからは大きな拍手や歓声が上がっていた。
祭りの様子は千葉テレビ放送で10月5日午後7時から、特別番組として放送される。この番組では、早稲田大学名誉教授の吉村作治さんをナビゲーターに迎え、祭りの成功のために奔走した関係者や若者らの姿などを紹介する。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/140914/chb14091407040003-n1.htm
参照元記事 / msn産経ニュース