Exhibition

日本伝統工芸展始まる / 東京・日本橋三越本店

染め織物やまき絵など日本の伝統工芸の優れた作品を集めた展覧会が17日から東京で始まりました。

この展覧会は、文化庁やNHKなどが優れた日本の伝統工芸を後世に伝えようと毎年開いている国内最大規模の公募展です。

61回目のことしは染め織物やまき絵など1600点余りの応募があり、入選したおよそ600点が展示されています。

このうち、高松宮記念賞を受賞した千葉県の松原伸生さんの染め織物、長板中形着尺「漣文」は薄手の絹を藍染めした作品で、小さな円をいくつも積み重ねることで波が立つみなもを表現しています。また、文部科学大臣賞を受賞した石川県の大角裕二さんの蒔絵八角箱「月華」は八角形の箱で、ふたに細く切った透明な貝を貼り合わせて月を表現し、下に描いたきつねを浮かび上がらせた幻想的な作品です。

審査に当たった友禅染の人間国宝、森口邦彦さんは「技術を受け継ぎながらも新たな手法を取り入れる作品が目立った。今後も伝統工芸の枠にとらわれない新たな挑戦に期待したい」と話しています。

この展示会は今月29日まで東京・日本橋の三越本店で開かれたあと、名古屋、京都、大阪など全国11の会場で順次、開かれる予定です。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140917/k10014662491000.html
参照元記事 / NHK NEWS WEB

日本伝統工芸展 / NHK NEWS WEB

日本伝統工芸展 / NHK NEWS WEB

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