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おかげ踊り、伊勢神宮で披露へ 市川町の住民ら / 姫路

江戸時代に、伊勢神宮への参拝とともに全国で流行した「おかげ踊り」の復活に取り組んできた兵庫県市川町澤地区の住民が、4日に伊勢神宮(三重県伊勢市)の能舞台で踊りを披露する。同地区でも江戸時代に踊っていた‐とする古文書の記録があり、3年前から再現に取り組んできた。晴れ舞台に向け、地元住民が稽古に励んでいる。

おかげ踊りは江戸時代、伊勢神宮への集団参拝「おかげ参り」とともに全国で流行。同町澤地区で保管する1831(天保2)年の古文書「おかげ踊村方割付小前帳」にも、村で踊りが披露されていたことが記されている。

踊り方など詳しい実態は不明だったが、民俗学研究家らの助言を得て、3年前に地元で「おかげ踊り復活実行委員会」を発足。濃紺の着物にすげがさをかぶり、伊勢音頭に合わせて円になり踊るという様式を復活させた。

昨年、踊りゆかりの伊勢神宮で披露できれば、と同神宮側に提案したところ実現。会員約60人が稽古を重ねてきた。同実行委の岡本和久会長は「誇らしいこと。気合を入れて頑張ってくる」と意気込む。

http://www.kobe-np.co.jp/news/himeji/201410/0007384441.shtml
参照元記事 / 神戸新聞NEXT

伊勢神宮での晴れ舞台に向け、練習を重ねる住民=福崎町大貫 / 神戸新聞NEXT

伊勢神宮での晴れ舞台に向け、練習を重ねる住民=福崎町大貫 / 神戸新聞NEXT

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