高知市の土佐山内家宝物資料館は13日、土佐藩の藩政改革を推し進めた藩士吉田東洋(1862年暗殺)の肖像写真が、ジョン万次郎(1827~98年)が撮影した可能性が高いと発表した。
写真の原板を東京大学史料編纂所などが調査。遣米使節団として渡米、写真技術を習得したジョン万次郎が、1861年に江戸で撮影したとみている。
編纂所の技術専門職員谷昭佳さんは「日本写真史上、最初期の湿板写真で、実質的な写真文化の始まりに位置する1枚だ」と説明している。
吉田東洋は藩主山内容堂に起用され、革新的な藩政改革を進めたが、土佐勤王党と対立、暗殺された。 写真は、吉田東洋の子孫が保管、昨年11月に寄贈した。
http://www.sankei.com/west/news/150313/wst1503130032-n1.html
参照元記事 / 産経WEST