絢爛（けんらん）豪華な「車山（やま）」の引き回しで知られる国指定重要無形民俗文化財の「犬山祭」が四日、愛知県犬山市の城下町一帯で二日間の日程で始まった。夜はちょうちんを飾った夜車山（よやま）が巡行し、観客を魅了した。
針綱（はりつな）神社の祭礼。三百八十一回目となる今年は、昨年十一月と今年一月に城下町一帯で起きた火災を受け、現場付近でおはらいをして、からくりを演じた。
犬山祭保存会の溝口正成事務局長（６７）は「みんなで特別な祭りにしようと誓った」と話した。
犬山祭は、国連教育科学文化機関（ユネスコ）の無形文化遺産の登録候補として、文化庁が提案する祭りの一つ。五日は午前十時から城前広場でからくり奉納、午後六時ごろから夜車山を予定する。雨の場合は車山を巡行しないこともある。
http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2015040502000074.html
参照元記事 / 中日新聞
ちょうちんに明かりがともされ勢ぞろいした車山＝４日夜、愛知県犬山市で（嶋邦夫撮影） / 中日新聞
