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着物アドバイザー坪井先生の「キモノのツボ」②~着物12ヶ月の着こなし【4月編】 / denmira blog

こんにちは!
着物アドバイザーの坪井梨絵子です。

4月といえば、関東は桜満開に始まって、若葉が芽吹く頃ですね。
目に入る風景も色彩豊かになってきます。

着られる着物は3月と同じく袷仕立てのものですが、着物と帯の色柄、
小物との組み合わせで季節感を出してみましょう。

初旬なら先月に続き桜の柄、それ以降は新緑に似合う色柄もいいですね。

着物か帯のどちらかは明るい色にすると、簡単に爽やかさが出せますよ。

 

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写真は、村山大島紬の着物と博多織の半幅帯です。

着物は秋にも似合いそうな落ち着いた赤ですが、白地の博多帯を
合わせることで、さっぱりと着ることができました。

名古屋帯を締めるなら、
帯揚げと帯締めはあまり重くない色がいいですね。

4月5月は袷の時期といっても1月2月とは違い、暖かい季節です。

大島紬、村山大島、銘仙、御召など、
生地の厚くない手触りのさっぱりした着物がやはり着心地よいと
感じます。

さて、この博多帯は破格の安さに飛びついて蚤の市で買い求めたもの
です。

シンプルな色柄のせいか、どの着物に合わせてみても寒々しくなるか、
歌舞伎の舞台裏のごとく粋になりすぎてしまい、着物選びに苦心して
いました。

今回のコーディネートでは、

村山大島のさらりとした質感と細かくもリズムのある柄が、
シンプルな帯にぴったり合ったようです。

こういった発見があるので、着物は楽しいんですよね。

 

さて、次回は
ビギナーワンポイント講座の第2回を予定しております。
お楽しみに。

 
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坪井 梨絵子(ツボイ リエコ)
着物アドバイザー
イラストレーター
日本伝統文化コーディネーター
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でんみらブログ(2015.4.6)
http://blog.denmira.jp/?eid=226

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