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佐賀市重文高伝寺、圧巻の「大涅槃図」公開 5月5日まで

佐賀市本庄町の高伝寺(こうでんじ)が所蔵する市重要文化財「大涅槃図(ねはんず)」の一般公開が19日、始まった。釈迦入滅(しゃかにゅうめつ)の情景を絵画化した図像で、5月5日まで鑑賞できる。

縦15・2メートル、横6・1メートルで、涅槃図としては国内最大級。釈迦が横たわっている中心部分にあたる全体の約3分の1を部分公開している。全体の図像を縮小した複製も、近くに展示している。訪れた60代の女性は「何度か鑑賞する機会があったが、圧巻。少しずつ感じ方は違うが、仏の力を感じる」と話した。

現在、涅槃図全てを拝むことができる空間づくりを目指し、敷地内に大涅槃塔を建立するプロジェクトも進んでいる。高閑者廣憲(たかがわこうけん)住職(64)は「精神性がなければ形だけのものになる。日本文化の原点といったものを、後世に伝えていきたい」と話す。拝観料400円。

http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10105/179535
参照元記事 / 佐賀新聞

大涅槃図の一般公開。釈迦が横たわる中心部分を公開している=佐賀市本庄町の高伝寺 / 佐賀新聞

大涅槃図の一般公開。釈迦が横たわる中心部分を公開している=佐賀市本庄町の高伝寺 / 佐賀新聞

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