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豊漁願う歓声と熱気 南あわじ沼島八幡神社の春祭り / 淡路

淡路島の南部に浮かぶ離島・沼島(ぬしま)(南あわじ市)で3、4日の2日間、沼島八幡神社の春祭りが行われた。4日はあいにくの雨となったが、小さな島は悪天候を吹き飛ばすような歓声と祭りの熱気に包まれた。

沼島は周囲約9・5キロ、人口494人(4月末現在)の島。「国生み神話」でイザナギノミコトとイザナミノミコトが降り立った「おのころ島」とする説もある。

春祭りは海上の安全や豊漁を願うもので、毎年5月3、4日に行われる。約580年の歴史を誇り、江戸時代後期から、だんじりなどが登場する現在の形になったという。

4日は、島内の5地区からだんじりが続々と沼島八幡神社へ宮入り。「チョーサジャー!」の掛け声に合わせ、氏子らに引かれただんじりが、勢いよく“疾走”する場面もあった。

午前11時半ごろからは、神輿(みこし)も登場して熱気は最高潮に。ゴールデンウイークを利用して県外から訪れた人たちもだんじりを引くなどして、島全体で祭りを盛り上げた。

堺市西区の大学生、尾嵜祐太さん(24)は沼島独特の文化に魅せられたといい、今年で3年連続の訪問。この日もだんじりに参加し、「ほのぼのとした雰囲気や島の皆さんの仲の良さ、『絆(きずな)の強さ』を感じました」と語り、笑顔をみせた。

http://www.sankei.com/region/news/150505/rgn1505050033-n1.html
参照元記事 / 産経ニュース

みそぎのため、水しぶきを上げて海に突入するだんじり=南あわじ市沼島 / 産経ニュース

みそぎのため、水しぶきを上げて海に突入するだんじり=南あわじ市沼島 / 産経ニュース

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