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「茶祖」しのび一服 京都・高雄で三尾茶旅

京都市右京区の高雄地域で茶をテーマに多彩なイベントを催す「三尾茶旅(さんびちゃたび)」が9日始まり、13世紀に日本で初めて茶を栽培したとされる明恵上人への献茶式が同区の高山寺で行われた。茶席も設けられ、参加者が新緑をめでながら一服を楽しんだ。

「三尾」は高雄地域にある神護寺と西明寺、高山寺の山号である高雄山と槇尾山、栂尾山にちなんだ。イベントは、3寺と高雄自治連合会などでつくる実行委員会が、一帯の観光振興を目的に初めて企画した。

献茶式は「茶祖」とされる明恵上人の像がある開山堂であった。3寺の僧侶らが読経し、上人像に抹茶を献上した。実行委のメンバーも参列し、イベントの成功を祈った。

高雄橋周辺では茶席が設けられ、京都学園大茶道部の学生がお点前を披露したほか、邦楽も演奏された。

イベントは24日まで。期間中の土日に高雄橋などで茶会が開かれるほか、16日は釜師の大西清右衛門さんの講演会が神護寺である。3寺をめぐるスタンプラリーもある。

http://kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20150509000140
参照元記事 / 京都新聞

「茶祖」とされる明恵上人の像に献茶する僧侶(9日午前11時2分、京都市右京区・高山寺) / 京都新聞

「茶祖」とされる明恵上人の像に献茶する僧侶(9日午前11時2分、京都市右京区・高山寺) / 京都新聞

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