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「黒田人形浄瑠璃」奉納公演 江戸時代から続く伝統堪能 / 長野

飯田市上郷黒田に伝わる国選択無形民俗文化財「黒田人形浄瑠璃」の奉納公演が12日夜、2日間の日程で始まった。会場の下黒田諏訪神社には住民ら約150人が集まり、地元で江戸時代から続いてきた伝統芸能を観賞した。

この日は3演目を上演。「寿式三番叟(ことぶきしきさんばそう)」で笛の音に合わせて人形が力強く地面を踏むと、歓声や拍手が起こった。続く「奥州安達原三段目袖萩祭文之段(おうしゅうあだちがはらさんだんめそではぎさいもんのだん)」では、寒さで倒れた母を娘が介抱する場面になると客席からカメラのシャッターが盛んに切られた。

このほか、「絵本太功記十段目尼崎之段(えほんたいこうきじゅうだんめあまがさきのだん)」も上演された。近くに住む会社員の原章夫さん(39)は家族らと食事をしながら観賞。「毎年お酒を飲みながら見るのが楽しみ。黒田人形は地区の宝です」と話した。

13日は午後1時から。初日に上演した3演目に加え、同市高陵中学校黒田人形部による「生写朝顔日記宿屋之段(いきうつしあさがおにっきやどやのだん)」も披露される。

http://www.shinmai.co.jp/news/20140413/KT140412SJI090009000.php
参照元記事 / 信濃毎日新聞

情感豊かに上演された「黒田人形浄瑠璃」の奉納公演 / 信濃毎日新聞

情感豊かに上演された「黒田人形浄瑠璃」の奉納公演 / 信濃毎日新聞

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