和歌山県那智勝浦町の世界遺産「那智の滝」で九日、大しめ縄の張り替えがあった。小雨の中、白装束に折りえぼしをかぶった神職ら五人が約二キロの山道を登り、「銚子口」と呼ばれる滝口に張られた長さ約二十六メートル、直径約六センチ、重さ約四キロの白布のしめ縄を新調した。
大しめ縄の張り替えは、熊野那智大社の十四日の「那智の扇祭り(火祭り)」を控えた九日と、正月前の十二月二十七日の年二回、行われる。日本最大の落差百三十三メートルを誇る那智の滝は、同大社の別宮である飛滝(ひろう)神社のご神体で、自然信仰の中心として古来、崇拝され続けてきた。
http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2015071002000069.html
参照元記事 / 中日新聞