青森県下北地方最大の夏祭り「田名部祭り」が18日、むつ市で始まった。20日までの3日間、「ヤマ」と呼ばれる壮麗な山車が哀調を帯びたはやしとともに市街地を練り歩き、下北の短い夏の最後を彩る。
初日は午前中、旧田名部町を構成する5町の山車が各町内を巡行した。午後1時ごろから、市中心部の田名部神社前に次々と集結。「ヤデコラセーノ」の掛け声とともに山車が豪快に引き回されると、観衆から大きな歓声が上がった。
祭りは田名部神社の例大祭で、400年近い歴史があるとされる。北前船の交易が盛んだったため、山車は上方文化の影響を受け豪華な装飾が施されている。
最終日の20日は山車の合同運行がある。深夜、5台の山車が来年の再会を誓い合う「五車別れ」で最高潮を迎え、幕を閉じる。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201508/20150819_25001.html
参照元記事 / 河北新報