山都町の八朔[はっさく]祭は最終日の6日、浜町商店街一帯で呼び物の「大造り物」の引き回しがあった。商店街の連合組などが技術やアイデアを凝らした11基が練り歩き、祭りは最高潮に達した。
大造り物は竹やスギ、松かさなどで造られ、高さ約5メートルの大作もある。世相の風刺や流行を表現するのが特徴で、今年は、現在国会で審議中の安全保障関連法案や、停滞する地域経済、原発問題などをテーマとしたものが登場した。
各団体は、祭り本部前で作品に込めた思いを説明。審査の結果、2匹のコイを襲うワシの姿を表した下市連合組が3年ぶりに最優秀賞の金賞に輝いた。翼を広げるワシを政権与党に見立て、「できるか? 法案・民意 鷲[わし]づかみ‼」と題した。
このほか、治水と土木の名人・加藤清正公を制作した浦川連合組の「国づくり 風水害に 打ち勝とう!」が、観客が選ぶ大造り物大賞と銀賞をダブル受賞。銅賞は仲町上連合組の「地域創生 わし(鷲)掴[づか]み」だった。
http://kumanichi.com/news/local/main/20150906004.xhtml
参照元記事 / くまにちコム