◆浴衣姿で練り歩く
「島田髷（まげ）」など日本髪古来の美しさを伝える「島田髷まつり」が二十日、島田市中心部であった。黒髪を結った髷娘たちが浴衣姿でまちを練り、ＪＲ島田駅前などではたおやかに踊りを披露した。
髷娘は幼児や児童を含む六十三人。江戸の町娘の間で流行した「つぶし島田」や「娘島田」、既婚者向けの「先笄（さっこう）」など三十種類の日本髪の女性たちがそろい、見物客からは「きれいだね」と声が上がっていた。
島田髷の由来は、「鎌倉時代に島田で生まれた遊女虎御前が考えた」「東海道島田宿の遊女が考案した」とさまざま。虎御前の墓がある島田市野田の鵜田寺では、髷供養感謝祭が営まれた。
まつりは一九三三（昭和八）年に始まり、戦争などによる中断を挟み、今年で五十八回目。
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20150921/CK2015092102000096.html
参照元記事 / 中日新聞
たおやかに踊る髷娘たち＝２０日、ＪＲ島田駅前で / 中日新聞
