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600年以上続く日本の伝統文化、「能楽」の楽しみ方

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聖徳太子の時代、動乱を鎮めるために生まれたといわれる猿楽を、観阿弥・世阿弥親子が能楽として大成させて600年以上。その間、能は時代の流行に左右されることなく、ほとんどスタイルを変えずに日本で受け継がれてきました。それほど能楽には、日本人の心の真髄に響くものがあるということ。より魅力を感じるためのポイントを、能楽師の梅若基徳さんにお聞きしました。

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能楽は観るというよりも、感じる芸能です。能楽の能は、能力の能。つまり観る側の能力に委ねている部分がすごく大きいのです。能は、一度観ただけで全てを理解できる芸能ではありません。例えば昔は感動しなかった恋愛映画でも、10年後に観たらすごく感情移入できることがあるように、その時のインスピレーションや、場所との相性、自分の成熟具合によって、理解できることや感じ方が大きく左右されます。
能は、演目も演技形態も600年間ほぼ変わっていません。変わらないからこそ、再び観た時に、前とは違う感じ方をしている自分を発見することができる、自分の成熟具合を確認できる演劇なのです。はっきり言って台詞は理解できなくても構わないと思います。洋楽やオペラが、言葉の分からない日本人でも楽しめるように、舞台の雰囲気や、気持ちを訴えようと一生懸命演じている人を観ることにこそ、感動が宿っているはずです。ただ、事前にインターネットなどで検索して、あらすじくらいは把握されていると、理解しやすいかもしれませんね。——–

全文はこちらから
http://p.tl/oC0P
参照元記事 / myレシピ.com

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