伝統文化コーディネーターの下藤 裕子です。
今日(11/15)は、七五三ですね。
七五三は、子どもの無事な発育を喜び、成長に感謝し、
節目となる3歳（男女）、5歳（男の子）、7歳（女の子）に、
神社などに詣でお祝いする行事です。
この日近くになると、
晴れ着を着ておぼつかない足取りの小さな子たちを見かけます。
小さな子たちを見ると、つい…
「大きくなれよ～」という昔のCMを思い出します。
だいぶ、古いですね 苦笑
今でこそ、
子ども向けの高度な医療を提供する専門病院などがありますが、
医療が未発達な時代には、7歳までの子どもの死亡率が高かったんです。
そのため、
7歳までは魂がこの世に定まれずに神様の元へ帰ってしまうと考えられ、
「7歳までは神のうち」ともいわれていました。
その7歳までの節目となる、3歳、5歳、7歳には、
「髪置き」「袴着」「帯解き」という儀式によって子どもの成長に
感謝し、ますますの成長を祈っていました。
その後、これらの儀式が合わさり、
江戸時代後期には今のような七五三の形となったそうです。
ちなみに。
千歳飴は、長く引っ張って伸ばして作るところから
「長寿」に通じる縁起を担いだ飴。
由来は諸説あるようですが、
七五三の行事が一般化した江戸時代にはすでにあったんですって。
こちらのかんざしは、10月に開催した「江戸つまみかんざし職人に
習う 七五三飾り(２点セット)」でお作りいただいたみなさまの作品。
実際に七五三を迎えられた方に付けた～
という方いらっしゃいましたら、ぜひお知らせくださいませ～。
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