京都市上京区の鴨沂高で21日、1年生の生徒約100人が校地内で埋蔵文化財の発掘調査を体験した。生徒たちは土を掘り、歴史への理解を深めた。
同校は藤原道長ゆかりの法成寺跡とされ、校舎の改築に伴い、府埋蔵文化財調査研究センターが発掘調査を進めている。今回は、土曜授業「京都文化入門」の一環で、初めて発掘体験を企画した。
発掘現場では、生徒たちが慣れない手つきでスコップを握り、土掘りに取り組んだ。気を遣いながら土を掘り進め、江戸時代の瓦などを見つけると、びっくりした表情を見せた。出土物の洗浄や測量も体験した。
参加した岡田百合名さん(15)は「最初は何かが見つかるとは思わなかったけれど瓦が出てきて驚いた。機会があればまた掘ってみたい」と話した。同体験は7月12日にも行う。
http://www.kyoto-np.co.jp/local/article/20140622000044
参照元記事 / 京都新聞