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本美濃紙の産地 登録決定で和紙の紙吹雪

世界の伝統文化などを保護するユネスコ=国連教育科学文化機関の無形文化遺産に、岐阜県の「本美濃紙」など、伝統的な手すき和紙の技術が登録されることになったことを受けて、本美濃紙の産地、岐阜県美濃市では、和紙の職人や市の幹部などが和紙で作った紙吹雪が舞うなか、万歳をして喜びました。

美濃市では26日夜から、手すき和紙の職人や市の幹部などおよそ50人が市のコミュニティーセンターに集まり、インターネットの中継を見ながら登録決定の瞬間を待ちました。

日付が変わり、27日午前3時前、ユネスコのホームページで本美濃紙を含む日本が推薦した伝統的な“手すき和紙”の技術が無形文化遺産に登録されることになったことが分かると、大きな拍手が沸き起こりました。

そして、現地に派遣された岐阜県の職員から登録決定の連絡が入ると、和紙で作った紙吹雪が舞うなか、全員で万歳をして祝いました。

美濃市の武藤鉄弘市長は「うれしさが込み上げると同時に、地域の活性化など大きな課題も感じています。本美濃紙を多くの人に知ってもらえるよう、情報発信に力を入れます」と話していました。

また、本美濃紙保存会の鈴木豊美副会長は「うれしくて胸がいっぱいです。伝統を守ることは地味で大変な仕事ですが、今は後継者を育てる責任を感じています」と話していました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141127/k10013518581000.html
参照元記事 / NHK NEWS WEB

「手漉き和紙の技術」無形文化遺産に登録 / NHK NEWS WEB

「手漉き和紙の技術」無形文化遺産に登録 / NHK NEWS WEB

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