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戦国から江戸期にかけ大分で「大地震」 町屋跡の地盤から液状化痕跡

大分市は15日、市中心部にある戦国時代の町屋跡の遺跡発掘調査で、戦国から江戸時代の間に大地震が起き、地盤が液状化した痕跡が見つかったと発表した。市によると、南海トラフを震源とする可能性がある。

発掘調査では、液状化で噴出した砂が地面を割った跡が20カ所以上確認された。砂は地下約1・5メートルの深さから出ており、大地震の影響とみられる。

液状化が起きたのは16~18世紀と考えられ、市と調査に協力した京都大の竹村恵二教授(地質学)は、当時の大地震である「慶長地震」(1596年)か「宝永地震」(1707年)のいずれかが原因とみている。大分市は、宝永地震は南海トラフが震源と説明している。

竹村氏は取材に「どのような地震で液状化したのか詳しく調べることで、今後の被害予測につなげたい」と述べた。

http://www.sankei.com/region/news/141216/rgn1412160005-n1.html
参照元記事 / 産経ニュース

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