News

勇壮に魔除けの矢放つ 日光・二荒山神社中宮祠で武射祭

【日光】中宮祠の日光二荒山神社中宮祠で4日、室町時代から続く伝統行事「武射祭」が行われ、神職ら19人が1年間の無病息災を祈って、群馬・赤城山方面に矢を放った。

武射祭は本県の男体山の神(二荒山神)と群馬県の赤城山の神が領地をめぐって争った際、弓の名手が赤城山の化身である大ムカデの目を射抜いたという故事に由来する祭り。関係者は社殿での神事の後、境内の上神橋に移動。白装束にかみしも姿の吉田健彦宮司が「やあー」というときの声とともに白羽の矢を放ち、神職と県弓道連盟の会員らも続いた。

この日の早朝の気温は氷点下3度。放たれた矢は破魔矢にして持ち帰ることが可能なため、積雪の上を走って矢を拾う人もいた。妻、子供2人と訪れた壬生町の医師安楽幸悦さん(46)は「初詣でにたまたま寄ったが、運良く矢を拾うことができた。いい1年になりそうです」と笑顔で話していた。

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20150105/1829151
参照元記事 / 下野新聞SOON

下野新聞SOON

下野新聞SOON

Powered by: Wordpress