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奈良の大仏の身長を算出せよ 江戸時代の「算額」 日本数学検定協会が東大寺に奉納

江戸時代、寺社に数学の問題を奉納して庶民が解答を競い合った「算額」の文化を広めようと、算数検定や数学検定を実施している公益財団法人「日本数学検定協会」(東京)が23日、東大寺大仏殿(奈良市)に大仏に関する問題を描いた算額を奉納した。

数学は、奈良時代に遣唐使が経文などとともに中国から持ち帰ったとされる。東大寺が古代日本で学びの中心だったことから、奉納することになった。同協会が寺社に算額を奉納するのは2回目。

この日奉納されたのは、大仏の座高などから身長を算出する問題と、開眼法要が営まれた当時の大仏の頭に螺髪(らほつ)が966個あったことから、螺髪966個が収まる最小の円の面積を問う問題の2問。協会は「算額1・2・3」という特設サイトを開設し、7月末まで解答を募集。解き方が優れているものも選び、8月中に解答を掲載するという。

協会の清水静海(しずみ)理事長は「日本の算額文化を知ってもらい、算数や数学に興味を持ってもらうきっかけになれば」と話していた。

http://www.sankei.com/west/news/150124/wst1501240055-n1.html
参照元記事 / 産経WEST

東大寺大仏殿に算額が奉納された=奈良市 / 産経WEST

東大寺大仏殿に算額が奉納された=奈良市 / 産経WEST

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