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「ななつ星」有田滞在スタート 名窯の職人技間近に

■内山地区町並み散策も

JR九州の春のダイヤ改正に伴い、豪華寝台列車「ななつ星in九州」の1泊2日コース(毎週土曜日・博多駅出発)で21日、有田滞在コースがスタートした。初日は競争率22倍の難関を突破した乗客26人うち、カナダ、香港など海外客も含め21人が有田焼の名窯・柿右衛門窯の見学と内山地区の町並み散策を楽しんだ。

柿右衛門窯では、有田駅から専用バスに乗り換えた一行を、当主の十五代酒井田柿右衛門さんらが出迎え、山口隆敏町長が「400年受け継がれてきた技と感性、有田の自然を十分に堪能して心に残る旅を」と歓迎した。

一行は2グループに分かれ、十五代らの案内で歴代柿右衛門の作品が並ぶ展示館や普段は公開されていない窯場、工房内をじっくりと見学した。ろくろ成形や絵付け職人らの手技を間近にし、東京と静岡から、ともに夫婦で参加した60代の兄妹は「物づくりの工程や道具を見ることができて興味深かった」「今も変わらず同じものを作り続け、すごいのひと言」と話した。

ななつ星の有田滞在コースは来年3月までを予定。柿右衛門窯、今右衛門窯などの名窯訪問と、トンバイ塀や伝統的な町並みの内山歩きが盛り込まれている。

http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10105/168971
参照元記事 / 佐賀新聞

柿右衛門窯では普段公開していない窯場や細工場などの工房を案内した=有田町南山 / 佐賀新聞

柿右衛門窯では普段公開していない窯場や細工場などの工房を案内した=有田町南山 / 佐賀新聞

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