群馬県草津町の草津温泉で５月９、１０日、「湯もみダンス選手権」が初めて開催される。草津名物「湯もみショー」の会場「熱乃湯」が半年ぶりにリニューアルオープンするのに合わせ、湯もみの動きを取り入れた創作ダンスを披露し合い、草津温泉の新旧入り交じった魅力を演出する。
湯もみは、熱すぎる源泉を水を加えずに冷ますため「草津よいとこ、一度はおいで」と民謡に合わせ、女性たちが長い板で一斉に湯をかき混ぜる草津独特の伝統の技。「熱乃湯」は江戸時代から続くとされる共同浴場で、老朽化による建て替えに伴い昨年１０月からショーを休業。新施設は今月２９日にオープンする。
ダンス選手権は、湯もみに現代のダンスを加えることで、幅広い客層に草津の魅力をアピールしようとする試み。出場者は年齢、性別、ダンス経験などの制限はなく、約２０チームが５分以内に湯もみの動作を基調としたパフォーマンスで初代王者の座を奪い合う。審査はダンスの出来だけでなく、草津温泉に対する愛情をどう表現するかも対象だ。
ダンス選手権を企画した近畿日本ツーリストの担当者は「個性を生かしたダンスで草津温泉への熱い思いを表現してもらいたい。地域振興の一助になれば」と話す。
http://mainichi.jp/select/news/20150410k0000e040175000c.html
参照元記事 / 毎日新聞
草津温泉の名物、湯もみショー＝群馬県草津町で２０１４年１０月１日、角田直哉撮影 / 毎日新聞
