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江戸時代、天神祭に沸く町 くらしの今昔館、一足早く夏 / 大阪

北区天神橋の「大阪くらしの今昔館」は、江戸時代の大阪の町並みを再現した常設展示を夏バージョンに変えた。軒先にはちょうちんがともり、祭りばやしが鳴る中、夜空には花火-。来場者は時空を越えて一足早い夏を体感している。

同館9階には、呉服屋や小間物屋など商家が連なる江戸時代の大阪の町が広がっている。4~9月は、日本三大祭りの一つに挙げられる天神祭に沸く町の様子を再現している。

大通りには、高張りちょうちんが並び、各町家の前には家紋を染め抜いた幔幕(まんまく)がかかる。幕をくぐると、当時の大阪で流行していたという、その店で売っている物を使って「獅子」や「布袋様」などの縁起物が飾られている。また、座敷には、ハモのつけ焼きや水まんじゅうなど祭りの時に食べられていたごちそうが並び、町中が祭り一色になっている。

館内は1日を45分で区切り、夜になると花火が上がる。来場者はカメラで町並みを撮影するなどして楽しんでいた。

近年は、インターネットのブログから火が付き、外国人観光客が急増。また、町家になじみのない日本の若い世代にも好評だ。同館の曽我誠さんは「日々変わる町を体感し、大阪の町を再発見してほしい」と話している。

http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/150417/20150417028.html
参照元記事 / 大阪日日新聞

高張りちょうちんが連なる大通りで撮影する来場者ら / 大阪日日新聞

高張りちょうちんが連なる大通りで撮影する来場者ら / 大阪日日新聞

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