飛騨市古川町の古川祭(気多若宮神社例祭、国指定重要無形民俗文化財)は19日開幕、約800人の裸男が激しくぶつかり合う勇壮な「起(おこ)し太鼓」を繰り広げた。
起し太鼓は、祭りの始まりを伝えようと目覚ましのために太鼓を打ち鳴らしたのが起源とされ、江戸時代から続いている。
午後8時40分すぎ、櫓(やぐら)の上の大太鼓にまたがる2人の若衆がばちを振り下ろし、広場に集まったさらし姿の男たちに出発を合図。「ドーン」「ドーン」と腹の底まで響く音を鳴らし、古い町並みを巡った。
通りの辻(つじ)々では、男衆が「付け太鼓」という小太鼓を担いで気勢を上げ、櫓に突進して激しくもみ合う場面も。約2万8千人の観光客らは迫力に圧倒されながら見入っていた。古川祭は20日まで。
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20150420/201504200955_24763.shtml
参照元記事 / 岐阜新聞Web