300年以上の伝統を誇る奥州市水沢区の「日高火防祭(ひぶせまつり)」が29日にあり、「人形」と呼ばれる着飾った女児を乗せたきらびやかなはやし屋台が、笛や太鼓の音色を響かせながら練り歩いた。
計8台が運行された。市内九つの町組のうち、一つは屋台に搭乗する子どもを確保できず不参加となった。
はやし屋台は市中心部の日高神社参道前に集結、神事を行い一斉におはやしを奏でた。JR水沢駅前では、それぞれが異なるおはやしで競演する「相打ち」を披露した。
実行委員長の小沢昌記市長は「8台になったのは残念だが、他の屋台が祭りを盛りあげてくれた。少子化対策など今後に向け、関係者と協議したい」と話した。
日高火防祭は17世紀、城下町の防火対策に取り組んだ水沢藩主留守宗景公が、日高神社に加護を祈ったのが始まりとされる。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150429_35057.html
参照元記事 / 河北新報