Exhibition

昔のしょうゆ造り 柏で資料117点展示 「花野井醤油モノがたり-吉田甚左衛門家の軌跡」

江戸-大正期に柏市内で行われていた、しょうゆ造りを紹介する企画展「花野井醤油(しょうゆ)モノがたり-吉田甚左衛門家の軌跡」が、市沼南庁舎の郷土資料展示室で開かれている。

柏市花野井の旧吉田家住宅(国重要文化財)に残る民具の中から、復元したたるや商標ラベル、働いていた職人の写真など、しょうゆ造りにまつわる百十七点を展示する。

市文化課によると、利根川下流域は、水運で材料や商品を運べる地の利を生かし、しょうゆ産業が発達。吉田家は十九世紀初めごろには醸造を始め、関東でも有数の生産量を誇った。

江戸市場に卸していたが、明治時代末期ごろに機械化に成功した大規模醸造家の進出などにより、売り上げが減少。一九二二年に「野田醤油」(現キッコーマン)に売却した。一年ほど生産は続けられたが、次第に終了したという。現在は旧吉田家住宅歴史公園などとして、当時の面影を残している。

市の担当者は「昔のしょうゆ造りや、そこで働いた人たちの暮らしを知ってもらえたら」と話した。五月十日まで。無料。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20150429/CK2015042902000163.html
参照元記事 / 東京新聞

しょうゆ造りの道具が並ぶ会場=柏市郷土資料展示室で / 東京新聞

しょうゆ造りの道具が並ぶ会場=柏市郷土資料展示室で / 東京新聞

醤油醸造場での集合写真(大正期) / 柏市

醤油醸造場での集合写真(大正期) / 柏市

 

Powered by: Wordpress