3/14(土)に行われた「江戸の和紙文化 ~粋を漉く、手漉き和紙技術
体験~」の開催報告です。
千代田区内神田にある、シェア型複合施設 the Cを会場に
紙漉き職人田村 正 先生のご指導による手漉き和紙技術体験と
江戸の和紙文化の講義をしていただきました。
the Cの会場はコンクリートの剥き出しな感じなのですが、
伝統文化のワークショップでもとっても絵になります。
カッコイイ感じになりますね。
今回の内容は、
●水都江戸にまつわる「紙」の話
●江戸時代の紙の流通と種類は?
●現代の新聞回収よりも細分化された紙の循環型社会とは!?
上の写真は、江戸時代末期~明治時代の和紙の本。
学校の教科書も見せていただきました。
手漉き和紙技術体験では、
煮られ冷まされた楮(こうぞ)の皮を剥ぎ、塵取りをし、叩き、
トロロアオイをまぜ、手漉きで紙を漉いていただきました。
けっこう重労働で繊細な作業なのです。
塵取りが綺麗にできないと、漉かれた和紙の中にゴミが混ざった
状態のまま出来上がってしまいます。
叩く作業の時には紙漉の歌を田村先生がご披露くださいました。
枠を丁寧に均等に動かします。
丁寧に、簾からはがします。
ご参加者のみなさまには、
葉書サイズ3枚+便箋サイズ2枚の紙漉きを体験いただき、
後日、乾かした和紙をみなさまのところへお届けさせて
頂きました。
以下、ご記入いただいたアンケートから一部を抜粋して
ご紹介させていただきます。
●わかりやすく、参加した皆で協力したりして、
楽しかったです。 東京都 R・Eさん
●体験学習学習だけでなく、紙の歴史の話もあり、
楽しい時間でした。時間が経つのを忘れてしま
いました。 東京都 Y・Mさん
●素材から作る体験はなかなかできないので、
とても楽しかったです。 東京都 I・Mさん
●楽しかったです。楮を知ることができました。
秋元 友香さん
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!
でんみらブログ(2015.5.10)
http://blog.denmira.jp/?eid=239