世界遺産の合掌造り集落で知られる岐阜県白川村荻町で二十五日、村の伝統的な田植えを再現した「田植え祭り」があった。
田植え唄が流れる中、かすりやもんぺを着て、笠(かさ)をかぶった早乙女姿の女性ら十一人が横一列になり、腰をかがめて苗を丁寧に植えていった。金沢市から初めて参加した会社員の鳥越友香里さん(29)は「衣装を着ると気合が入り、楽しく作業できた。伝統を残していくのは大事だと思う」と話した。
祭りは、かつて村で助け合いながら行っていた田植えを守ろうと始まり、今年で三十回目。田んぼの周りでは、カメラ愛好家や観光客らが合掌家屋を背景にカメラに収めていた。
http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2015052602000060.html
参照元記事 / 中日新聞