Exhibition

隅田川焼130点 墨田の古伊万里資料館で展示

隅田川周辺の土で作った「隅田川焼」を集めた展示会が、墨田区の古伊万里資料館(八広五)で開かれている。同館の開館二十五年を記念し、地元ゆかりの焼き物にスポットを当てた。江戸-明治期の座敷を再現したレトロ調の同館で、「都鳥(みやこどり)」をモチーフにした皿など、約百三十点の隅田川焼を見ることができる。

隅田川焼は江戸時代後期から戦時中にかけ、同館近くの向島百花園でお土産品として作られた。東京大空襲で窯が失われて廃れてしまったが、このところ現存する隅田川焼が骨董(こっとう)ファンの間で注目を集めている。

館長の応後大吾(おうごだいご)さん(67)は「隅田川焼は素朴で癒やされます。お土産品だから粗末に扱われたり、関東大震災があったりで、東京にはあまり残ってません。百点以上を一度に見られる機会は貴重です」と話している。

古伊万里資料館=電03(3619)3867=は京成八広駅下車。開館は毎週土曜日午前十一時~午後六時。入場無料。希望者には抹茶セット五百円あり。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20150607/CK2015060702000108.html
参照元記事 / 東京新聞

隅田川焼の一つを手にする古伊万里資料館館長の応後大吾さん=墨田区で / 東京新聞

隅田川焼の一つを手にする古伊万里資料館館長の応後大吾さん=墨田区で / 東京新聞

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