浅草神社(台東区)主催の第一回「三社祭フォトコンテスト」(東京新聞後援)で十七日に決まった入選作品二十二点のうち、上位五作品を紙面で紹介する。入選作は、来月一日から神社境内に展示される。
審査したのは、フォーク歌手なぎら健壱さん、本紙写真部の星野浅和デスク、台東区写真連盟名誉理事長の須賀一さん、浅草観光連盟など地元団体代表。
大賞に輝いたのは、品川明雄さん(81)=日野市=の「盛り上がる三之宮神輿(みこし)」。拍子木に合わせて動きだす宮神輿のダイナミックさが評価された。審査委員長のなぎらさんは「祭りの熱気がよみがえる」と絶賛する。
大賞以外の主な受賞者と作品名は▽一之宮賞「宮入りは、スマホたちに見送られ」(Y・Iさん 墨田区)▽二之宮賞「祭りの親子」(米倉辰雄さん 北区)▽三之宮賞「町へ繰り出す」(中根英治さん 埼玉県久喜市)▽審査員特別賞「未来へ」(上原俊さん 群馬県沼田市)
応募作は約百五十点。十七日の審査会で大賞から佳作まで計二十二点を選んだ。八十六歳の現在も生まれ育った台東区内の行事や風景を撮り続ける須賀さんは「祭りは撮る人自身にもパワーがいる。そんな作品がそろった」と振り返る。星野デスクは「全国的に注目度が高い祭りだけに、今後も続けてほしい」とフォトコンテストに期待した。
浅草神社は一日からイベント「夏詣(なつもうで)」を開催する。七日までの期間中、全入選作品を境内に展示する。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20150620/CK2015062002000156.html
参照元記事 / 東京新聞