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無形文化遺産に「きもの文化」 京都市、4例目に選定へ

京都市は、市独自の制度「京都をつなぐ無形文化遺産」で、新たに「きもの文化」を選定する方針を決めた。和装業界などが着物の国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産登録を求めている動きも踏まえ、市としても「無形文化遺産」に選び、着物を身に着ける文化の維持・継承につなげていく狙いがある。

市によると、「きもの文化」は着物そのものだけでなく、着物を身に着ける七五三や十三参りといった伝統行事、製造での伝統の技などを含む見通し。識者や関係者らによる審査会が本年度中に3回程度開かれ、選定理由や範囲を協議する。

京都をつなぐ無形文化遺産は、定義や概念、保存団体が不明確で従来の文化財制度では指定や登録が困難なものを対象としており、これまでに「京の食文化」「京・花街の文化」「京の地蔵盆」の3点を選定している。

「きもの文化」は4例目になる。市は審査会の市民委員3人を公募中で、29日まで受け付けている。市ホームページからダウンロードできる応募書類と800字以内のリポートが必要。市文化財保護課TEL075(366)1498。

http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20150624000076
参照元記事 / 京都新聞

西陣織会館で行われている着物ショー。着物文化の維持・継承も課題になっている(京都市上京区) / 京都新聞

西陣織会館で行われている着物ショー。着物文化の維持・継承も課題になっている(京都市上京区) / 京都新聞

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