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古い落書き資料、朝倉氏遺跡の皿破片も 福井・県文書館で展示

古い落書きのある資料を集めた展示「時代のおとしもの 落書-こっそりと、堂々と-」が二十六日、福井市下馬町の県文書館で始まった。八月二十六日まで。無料。

昨秋、本荘春日神社本殿(あわら市)のこけら板に江戸時代の屋根ふき職人が残した落書きが見つかったことを契機に開催。一七七四(安永三)年の大火や災害を記録したこけら板を展示している。他に戦国時代~昭和初期の瓦や教科書など十三点が並ぶ。

一乗谷朝倉氏遺跡で見つかった皿の破片には、当時の武者の絵が彫り込まれている。江戸後期の絵本や教科書には人の顔が描かれ、昭和初期の男児の教科書には人物像に眼鏡を書き込むいたずらや飛行機の落書きも。遊び心が見て取れる。

担当者は「本来なら資料価値を下げる落書きにも意味がある。当時の生活が垣間見え、親しみやすいのでは」と話す。七月下旬からは石に落書きできるコーナーも設ける。

http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20150627/CK2015062702000016.html
参照元記事 / 中日新聞

江戸時代の教科書にある落書きなどを展示する会場=福井市の県文書館で / 中日新聞

江戸時代の教科書にある落書きなどを展示する会場=福井市の県文書館で / 中日新聞

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