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かき氷、全国から名店集結!! 奈良の氷室神社で「ひむろしらゆき祭」

全国の有名かき氷店が一堂に集まる「第2回ひむろしらゆき祭」(実行委主催)が19日まで、奈良市の氷室神社で開かれる。近年、さまざまな新商品が続々登場し、ブームとなっているかき氷。関係者は「すぐに溶けるはかない食べ物だが、店の情熱がいっぱい詰まったかき氷の奥深さを知って」と話している。

県内の個人商店などで作る実行委が、奈良を「氷のまち」としてPRしようと昨年に続き開催。

会場の氷室神社周辺は奈良時代、氷を貯蔵する氷室や氷池(ひいけ)が設けられるなど氷との縁が深く、神社は「氷の神」を祭る「氷の聖地」として知られる。毎年5月には「献氷祭(けんぴょうさい)」が行われ、全国の製氷・冷凍業者が商売繁盛を祈願する。

最近は自家製の蜜とふわふわの氷で作った商品を提供する店が増えたが、歴史は平安時代にまでさかのぼる。清少納言の『枕草子』には、「削(けず)り氷(ひ)」という呼称でかき氷が登場し、当時の貴族階級がかき氷で涼を楽しんだ様子が描かれている。

実行委員長で「柿の葉ずし総本家平宗」(天理市)の平井宗助代表取締役(44)は「日本には古くから氷を削って食す習慣があった」とし、「かき氷は日本の伝統文化として世界に発信できる力を持っている」と話す。

実行委は「かき氷文化」をより広めようと、今年から県内のかき氷店約35店舗を紹介した「奈良かき氷MAP」を作成。かき氷「大和抹茶」が人気の「茶寮(さりょう) 万年堂」(奈良市)の米まゆみ店長(43)は「マップを片手にかき氷店を“はしご”してくるお客さんもいる」と笑顔で話していた。マップは、同神社や奈良市観光センターなどで入手できる。

「ひむろしらゆき祭」では、東京や神戸、奈良など全国の有名かき氷店17店が出店。かき氷の提供は午後1時~午後7時で、今回は午前11時から整理券(1人1回3枚まで)が発行される。午前11時半から祈願祭が行われ、日没後は氷の中に明かりを灯す「氷献灯」も実施される。

http://www.sankei.com/west/news/150718/wst1507180052-n2.html
参照元記事 / 産経ニュース

「茶寮 万年堂」のかき氷「大和抹茶」(税込み800円)。鮮やかな抹茶の色とふわふわの氷が口に優しい逸品だ=奈良市 / 産経ニュース

「茶寮 万年堂」のかき氷「大和抹茶」(税込み800円)。鮮やかな抹茶の色とふわふわの氷が口に優しい逸品だ=奈良市 / 産経ニュース

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