でんみらblogへようこそ！
伝統文化コーディネーターの下藤 裕子です。
でんみらInstagramをはじめ、
ワークショップのサンプル写真を担当している
ほんぶちょおこと、河合紳一が写真展を開催いたします。
でんみら写真部 河合紳一の写真展 BORDERS EXHIBITION Vol.5。
ステイトメント
The few days that he wandered .
雨男の嫌な予感はまず的中する。数日来予報を騒がしていた台風16号(2016年)とドンピシャで鉢合わせした。雨は慣れっこだったが、流石に撮影どころではない状況になって宿に帰った。シャワーで汗を流していると、お湯が突然水になった。間もなく宿は完全に停電し、警報機が誤作動して「避難口ハ、コチラデス」という甲高い声のアナウンスを一晩中繰り返した。建物は揺れるし、ヤシの木が風でしなり枝葉が窓を連打する。これはやばいなぁと思いつつ、不思議なもので喧騒が逆に心地よくなりいつの間にかぐっすり眠っていた。
かなりの被害を出したこの台風、名前をMalakasと言った。シャカシャカ振るマラカスではない、タガログ語で「強い・たくましい」という意味を持つ言葉だそうで、フィリピン神話に登場する、幸運をもたらすという魔法の鳥のつっついた大きな竹から生まれた、最初の人間マラカスとマガンダの男性の名前だった。彼は言ってみれば、フィリピンにおけるアダムとイヴのアダムである。なるほど、マラカスは神に背いて楽園を追放されて暴れたか、あるいは最愛のマガンダを探してあちこち彷徨い歩いたのか、楽園の掟そのものがそもそも嘘だったのか。…そんな他愛もないことをいろいろ考えていて、今回の展示少々神
話チックなファンタジーになるのかもと思ったが、結果いたっていつも通りだった。楽園のマニュアルでもない限り、写真の癖はそう簡単に変わるものではないのだ。 河合 紳一
会期 10/27(金)～11/5(日) の金土日のみオープンです。
会場は、中野・ギャラリー街道。
●会場：Gallery街道
●場所：中野駅北口から徒歩5分の地下スペース
〒164-0001 東京都中野区中野5-14-5
ハウスポートB１
●開場日程：2017.10/27(金)、28(土)、29(日) 、
11/3(金・祝)、4(土)、5(日)
金土日⇒13時～19時
※月・火・水・木⇒お休み
ご入場無料です。
今回の写真展の写真集他、
各種写真集も、街道にて販売します。
展覧会カタログとして写真集も3刊発売します。
（A6カラー/64P）
今後のワークショップスケジュール
⇒ http://blog.denmira.jp/?eid=526
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